top of page
  • 執筆者の写真osada

ベビータッチおやこ教室、始まります。

更新日:2022年9月10日

おやこ教室はじまるょ。

ちいさいおうちは保育室です。平日は幼稚園入園前の小さい子ども達が、週末はもうちょっと大きい子たちも来ています。

時間はそれぞれです。午前中だけの子もいればお昼寝をして帰る子もいます。

毎週の子も、ときどきの子もいて、毎日ちょっとずつメンバーが違います。

だけどどういうわけか、不思議と仲間みたいになっています。それぞれの遊びに夢中になりながらもどこかいい空間に見えます。


 

そんな感じで毎日保育をしているところなわけですが、子育て中の必要なことって「預ける」だけじゃないよなぁってぼんやりとずーっと思っていました。

私は3人の子のお母さんですが、出産育児はかれこれ十数年前になるけれど「預ける」という選択をせずにひーひー言いながらも過ごしました。実家は岩手で遠いし、当時母はまだ現役で働いていたし、周りの友人はその頃はまだ出産していなかったし、夫は仕事で毎日遅い、今でいうワンオペでしかもなかなかに強烈なワンオペだったなぁと今になって思ったり、しなくもない。私はすこぶる健康体なので寝込むなんてことはめったにないのだけれど、つわりだけは酷くてとにかくずっと酷い車酔いの状態。2人目妊娠中は横になっている自分の周りに全ての物を用意して起き上がらなくても長女の世話が出来るようにしながら、どうにか日中をしのいだものです。そんな状態でも健気に遊ぶ長女をみながら、こっそり涙がぽろりってことも何度もあったし子育てって本当に書ききれないくらい色んなことが起こるのです。忘れているようで今でもあの頃の心細さは簡単に蘇ってくるから不思議で、そう、あの頃心細かったんだなぁ私は。出産して母子同室になった初めての夜も、泣きたくなるほど心細かった私は。かわいいって思うより前になんだかどういうわけか心細くなってしまったのだ。    

 

    

そんなこんなな日々を過ごしながら一度だけ公民館でやっていた子育てサークルに顔を出したことがありました。当時まだお友達がいなかった私は「頑張って」参加してみたわけです。そういう場が得意ではなかったけれど、子どものためにと頑張ってみたのです。が、そこは常連ママたちの空間で、完全に場違い。やっぱり私には無理だったか、ごめんよ娘・・

そんな気分で静かに帰宅したのでした。

その後はもうチャレンジすることはなく、2人で遊べばいいやと公園で楽しく豪快に遊んでいるうちに少しずつ話をするお友達が出来始めました。今困っていることやちょっとした愚痴、そんなことを話すうちにいつの間にか心細さを感じることも減っていったような気がします。夫に話すのともまたちょっと違うお母さん同士だから分かり合えることがあったのかもしれないなぁと思います。

     

 

私がつわりでしんどい時でも子どもを預けなかったのは母心ではなくて、親身になってくれる場所が近くになかった、それだけかもしれないし、どういうわけか罪悪感もあった、ような気もします。でも心細い時に親身になって教えてもらえるところがあったら嬉しかっただろうな。

サークルはすぐに諦めてしまったけれど、同じ環境のお母さんたちとの会話は些細なことのようで大きいんだな。

そんなことを思いながら、ちいさいおうちのおやこ教室にたどり着きました。


そんなわけで、全員はじめましてから始まる教室です。

教室というより、タッチケアでリラックスしながら始まるお部屋です。

保育も、お教室も、ちいさいおうちが子育ての仲間になれたら嬉しいな、心から。
















bottom of page